中学生引きこもり問題 お風呂に入らない5つの原因と解決策

親と話さない、昼夜逆転、ゲームに夢中、お風呂を避ける、髪の毛や爪のケアを怠る、食事は親の手で3食お供え状態、部屋はゴミだらけ、そして悪臭が部屋から漂っている…。
このような引きこもり状態の中高生を持つ保護者様は、心からの悩みを抱えていることでしょう。しかし、ご安心ください。
カイト君はかつて、お風呂にさえ入ることを拒むほどの重度の引きこもり状態でした。その彼がどのようにして立ち直ったのか、その具体的な解決策(家庭訪問を含む)を共有させていただきます。
本日のブログでは、著書「不登校ひきこもりの9割は治せる」と「不登校ひきこもり急増」に登場する中学生カイト君の事例について深掘りします。

目次

不登校〜引きこもりステージ判定表

不登校や引きこもりの問題に直面する家族は、その状況を理解し、対処するために、子どもの状態を「ステージ」として捉えることが有効です。
この分類に基づき、各ステージに応じた具体的なサポートの提供方法をご紹介します。ちなみに、カイト君はステージ判定3でした。
家族の皆さんが一丸となって、この課題に取り組むことの重要性を強調します。

ステージ1 不登校の初期段階
不登校期間 1日~60日
対応 親子間のコミュニケーションを重視し、子どもの話をじっくりと聞きます。
生活リズムの乱れが見られない限り、まずは家庭内での安定を図ります。食事は3食しっかりと取るようにし、規則正しい生活習慣を支援します。

ステージ2 不登校が続く場合
不登校期間 61日~180日
対応 親子間のコミュニケーションは保ちつつ、生活リズムの乱れに注意を払います。
この段階で学校や専門家との相談を始めることをお勧めします。
食事に関しても、バランスの取れたものを心掛けましょう。

ステージ3 長期不登校から引きこもりに
不登校期間 181日~
対応 この段階では、第三者の介入が必要になる場合が多いです。
生活リズムの乱れを正し、食事の管理も含めて外部の専門家の助けを借りることが有効です。

ステージ4 引きこもりが顕著に
特徴 自室に閉じこもりがちで、親子間のコミュニケーションが極めて困難に。
対応 専門のカウンセリングやカウンセラーの支援を積極的に求めます。
家族内での対応だけでなく、外部の支援を活用して、子どもが社会に復帰できるようなプランを立てます。

ステージ5 長期化した引きこもり
特徴 20歳を超えて引きこもりが続いており、社会復帰が困難。
対応 この段階での支援はより専門的なものが求められます。社会復帰支援プログラムや、成人向けの支援施設の活用を検討します。
家族もサポートを受けることが重要です。

不登校や引きこもりを経験する子ども達とその家族にとって、一人で抱え込む必要はありません。
各ステージに応じた適切な支援と、家族や周囲の理解があれば、困難な状況を乗り越えることが可能です。
大切なのは、子どもと向き合い、一歩ずつ前に進むことです。

不登校期間親子間のコミュニケーション生活リズム食事
ステージ 11日~60日
ステージ 261日~180日×
ステージ 3181日~××
ステージ 4年単位×××
ステージ 5年齢20歳以上×××

「様々な要因の結果として社会的参加(義務教育を含む就学,非常勤職を含む就労,家庭外 での交遊など)を回避し,
原則的には6ヵ月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状 態(他者と交わらない形での外出をしていてもよい)を指す現象概念」と定義厚生労働省サイトより

引きこもり中学生お風呂入らなかったカイト君 解決法を発表

引きこもり中学生お風呂に入らない中1のカイト君が、現在は高校3年生で不登校ひきこもりの9割は治せることがわかりました。
彼の経験から、引きこもりや不登校の問題が、適切な対策と支援により解決可能であることを示しました。

拙著を読んでいない人にカイト君のことを説明します。彼は私立中高一貫校に入学するものの、英語の躓き等があり、GW明けから不登校に陥りました。
ご両親が無理矢理、学校に行かせようとすると、「何するんだ、テメェ ぶっ殺すぞ」と睨めつけられたと母。部屋に入ろうとすると、エアガンで撃ってきました。
困り果てて保護者が相談に来られた時は、ステージ判定3の引きこもりでした。
親と話さない、昼夜逆転、お風呂入らない、髪の毛、爪、伸ばし放題。カーテン締め切り、ゲームスマホ漬け。

3食、お供え状態。部屋はゴミため、異臭が漂う状況でしたが、7ヶ月の訪問アウトリーチピアサポート支援で立ち直り、その後、創業したフリースクール高卒支援会に通学しています。
高校3年生となり、東京都特別区の公務員を目指すという発表をしました。2023年高校卒業後、公務員として活躍しています

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