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はじめに
2020年5月29日、私はNPO法人高卒支援会の理事長 杉浦孝宣(現在は 一般社団法人不登校引きこもり予防協会 代表理事)として、NHKの「首都圏ネットワーク」に出演しました。この放送は、特に引きこもりや不登校の子どもたちの支援に注目が集まっている中で、どのように生活リズムを取り戻し、社会復帰への第一歩を踏み出せるのかをテーマにしていました。
当時の状況では、学校が休校となり、家庭に引きこもる子どもたちが急増していたこともあり、社会的な問題として大きな注目を浴びていました。私たちの団体は、そんな子どもたちを支援し、家庭内での生活リズムをどう取り戻すかというテーマで話をしました。
番組では、引きこもりや不登校の子どもたちが、どのように日々の生活の中で「規則正しい生活」を取り戻していくかを中心に議論されました。私たちの支援方法として、生活リズムの改善を最優先に取り組んでいます。特に不登校や引きこもりの状態では、昼夜逆転や食事の乱れ、外出を避ける生活が続くことが多く、それが心身の健康にも悪影響を与えます。
そのため、私たちが提案する支援方法は、まずは「規則正しい生活」を取り戻すことです。具体的には、朝の時間を整え、昼夜逆転を解消するための支援や、家庭内での食事リズム、外に出て運動する機会を増やすことなど、生活全般にわたるサポートが重要です。こうした取り組みが、引きこもりから脱却し、社会復帰に向けた第一歩となります。
この放送を通じて、多くの視聴者が引きこもり支援に対する関心を高めてくれたと感じています。不登校や引きこもりは一時的なものと思われがちですが、早期の対応がないと長期化し、社会復帰が難しくなる場合もあります。生活リズムを取り戻し、まずは自分を整えることができる環境を整えることが、その後の進学や就職に大きな影響を与えます。
私たちの団体では、家庭訪問や支援合宿など、具体的なサポートを行い、子どもたちが自分のペースで再スタートを切れるよう支援しています。その中でも、生活リズムを整えることは最も基本的で、かつ重要な要素であると考えています。
番組出演後、視聴者からたくさんの反響をいただきました。特に、「生活リズムを取り戻すための具体的な方法がわかりやすかった」「どこから手をつけていいかわからなかったけれど、少しずつ実践してみようと思った」という声を多くいただきました。支援を必要としている多くの家庭にとって、生活リズムの改善がどれほど大きな意味を持つか、改めて実感した瞬間でした。
今後も、引きこもりや不登校の問題に対して積極的に取り組み、生活リズムを整え、社会復帰に向けたサポートを続けていきます。そして、今回の放送をきっかけに、さらに多くの家庭に対して支援を届けることができればと思っています。
引きこもりや不登校の問題に対する支援は、生活リズムの改善が最も基本的で大切なステップです。2020年5月29日の「首都圏ネットワーク」の放送を通じて、このメッセージが多くの方々に届いたことを嬉しく思います。
私たちの団体は、引きこもりの子どもたちが自立し、社会復帰を果たすために、今後も全力でサポートしていきます。困難な状況にある家庭には、一人で抱え込まず、ぜひご相談いただければと思います。